パン作りとしての感想
焼きたて!!ジャぱんでは数多くのパンや技法が登場していますがそれらは実際どうだったのか。そういった視点からの感想です。
パンタジア新人戦編
物語序盤のパンタジア新人戦編では食パンやクロワッサン、メロンパンなどの既存のパンをさらに改良した物が多く登場したように思えます。
ただ、中には亀パンや竜パンなどの作るのが大変困難と思われるようなパンもいくつか登場していますが…
モナコカップ編
モナコカップ編序盤はいろいろな制限の中でパンを作っていくといった感じですね
無人島なんかで、小麦粉だけでパンが作れるのかとも思いましたが、小麦で種を作れば一応は天然酵母になりますので、作れないことも無いといったところでしょうか?
準決勝になると完全に工夫勝負になってしまい、工夫が多いほうが美味い=勝利のような構造になってしまいました。
ただ、決勝戦の三試合、計六作品においての工夫は奇抜なアイデアに優れてました。
特に諏訪原のルパン1号 パンドール戒は(実際に作れるかは別にしても)アイデアとしては本当に感心させられます。
焼きたて!!25編
工夫勝負が一層進みますが特に目立った工夫は無く、パン自体に対する工夫そうだが特産物に対する工夫も多くなってきます。
焼きたて!!25編に入ると今までと打って変わって、いかに選ばれた地域の特産物をパンと合わせるかにシフトしてしまいましたね。
総評
パン作りをする人の視点からすれば、まず不可能と思われるようなパンもいくつかありましたが、製作可能でも不可能でもアイデアの宝庫であったことは間違いありません。一般的なパン作りの本にはここまで奇抜なアイデアはありませんからね。
あと気になったのが、一部を除いて殆ど手捏ねオンリーでしたね。大会などは実力を計るために手捏ねというのは分かるのですが、南東京支店内でも機会は使わず普通に手捏ねですね。できれば、「パンタジアチェーンは手捏ねが原則」といった事を一回は説明してほしかったですね。